すくろぶりあん・ぼーたにー

レルカによる植物研究誌。
元居た忘失の世界及び、躍動の世界で新たに見聞きした植物のことが書かれているようだ。

※随時追加していくかもしれません。

126P -  


・ 夜咲花《フィグラ-figula-》

 

スクロブリアでは普通に野に咲いていたと思しき花。

昼日中光合成して得た余剰分のエネルギーを夜になると発光物質に変え、鱗粉に載せて解き放つその姿は、あたかも妖精の優雅に舞い飛ぶが如し幻想的な光景を作り出す。

しかしその実、光に魅せられてやってきた虫たちを一匹たりと逃す事無く、素早く精密動作する繊毛で絡めとって食するという肉食系。

可憐な姿に見合わぬ食虫花である。

 

セルフォリーフにおいて該当する植物があるのか、或いは該当しないのかは不明。